ふふっ♡
今日はラッキー(仮名。犬)のお散歩。
こんな日はミヨちゃん(仮名)、頑張って歩いちゃう。

 信号が青になった。渡ろう。
ここを左に折れて、っと。散歩、散歩、散歩っぽっと♪
あっ、信号が赤だ。ここは車の交通量が多いからラッキー(仮名。犬)を
ミヨちゃん(仮名)が抱っこして信号待ち...

 プップー!
ん?誰? ... 誰?
笑顔で手を振ってるよ... とりあえず挨拶しとけ。
ぺこり。「どーもー」。   誰だ?

 まあ、いいや。
信号が青になった。渡ろう。
しかし、誰だろう?

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 この前、娘と公園で遊んだあとの帰り道でのこと。
ある交差点に差しかかったとき、犬を散歩中の女性と同じ
タイミング&歩行スピードで200メートルほど歩いた。

 おんぶしていた娘を次の交差点で一旦降ろし、肩車。
そのとき、プップー! ん?誰?... あっ、T倉森さんだ。
笑顔で手を振ってるよ... 面倒臭いが挨拶しとこう。
ん? 犬を抱いた隣の女性がぺこりとしてるよ...
知り合いか? こんなこともあるんだ。

 あとで、T倉森さんと話をしていると、
「間にいた女性が何故か手を振っていたよね」
と言われた。

 こんなこともあるんだ。

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 あの場面では、少なくとも三人の人間が、
「 しかし、誰だろう?」と思うという、不思議な瞬間だった。

 日常の中のアンジャッシュ的体験。

                     つづく