今、アルゼンチンにいる。帰省中だ。
こっちにきてみると、日本人にとって馴染みのないことが
よくあることを再認識する。

 基本的にアルゼンチンのことだが、アルゼンンチン以外の
海外旅行でも役立つかもしれないからいくつか書いておこう。


●空港にいる人たちの“優しさ”は基本的に拒否。
「カバン持ちましょうか」「荷物を車に載せましょうか」
などの言葉は、対価としてのお金を要求してくるので、ノー。
荷物がホントに多くて自分で運べないとき以外は利用しなくてもよい。
ちょっとしかあげないと、「少なすぎる」と文句を言うことも彼らは
忘れない。

●空港以外でも、頼んでもいない“親切”に要注意。
物凄い確率で、明るく純粋なヤツにたまたま出会わない限り、
狙っている。

●レストランなどでは、チップを支払う。
観光客向けのサービス料を予めとるようなところ以外では、
料金の10パーセント前後を目安に払うのがベスト。
(チップをもらおうとしているので、サービスは悪くない)

●時間は、あってないようなもの。
何かをアレンジするときは、自分のストレスを軽減させる
ためにも、本当の希望時間の少なくとも30分前に設定する。
そうすると、望みに近い時間にスタートさせることができる。
(設定時間に一人目が現れる。15分遅れは遅刻ではない)

●↑だから、バスや電車も“大体”の時間でしか運行されてない。

●トイレットペーパーは流さない。
うっかり流しそうになるが、水溶性ではないので、×。
流すと、つまる原因になる。

●偽札をつかまない。
これは現地の一般人にとっても見分けるのは安易ではない。
(あきらかに偽物だと判るぺらっぺらのものもあるが)
一度自分の手元にきたら、破棄するしかない。知らずにどこかで
使おうとしても、レジのひとが念入りにチェックし、見抜く。
ただの紙切れだ。

●歩行者優先が実行されていない。
車の流れが途切れるのを待ってから渡る。
そうじゃないと、本当に轢かれる。

●忘れ物をしない。
直後に取りに行っても、絶対にない。
忘れていなくても“なくなる”ことがあるので、常に手許に。


 つまり、常にまわりに警戒することを忘れない、ということだ。
犯罪が増えているとはいえ、日本ほど安全なところは珍しい
と思うべし。更に、日本人は狙われていると思うべし。

                    つづく